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アノマロカリス [その他のいきもの]

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岡山シティミュージアム

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柳瀬尚紀氏死去 [他]

「アリス」の訳はなかなかあっさりした文章でリズムも良くて、好き。

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 アリスは姉とならんで川べりにすわって、なにもしないでいるのがそろそろ退屈になっていた。一、ニ度、姉の読んでいる本をのぞいてみたけれど、絵もなければ会話もない。「読んでもしょうがないのに」とアリスは思った。「絵も会話もない本なんて」
 それで彼女は彼女なりに(なにしろ暑い日なのでとても眠くて頭はぼんやり、だから一生懸命に)考えて、花鎖(はなぐさり)をつくるのは楽しいにしてもわざわざ立ち上がってデイジーの花を摘むのはどうしようかとためらっていたのだが、そのとき突然、ピンクの目をした白兎が一羽、すぐそばを走りすぎていった。
--- ルイス・キャロル(柳瀬尚紀 訳)『不思議の国のアリス』ちくま文庫

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http://www.asahi.com/articles/ASJ825QW3J82UCLV00T.html

柳瀬尚紀さん死去 ジョイスやキャロルなど翻訳
2016年8月2日19時30分

 ジェイムズ・ジョイスやルイス・キャロルの翻訳で知られる英文学者で翻訳家の柳瀬尚紀(やなせ・なおき)さんが7月30日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。73歳だった。葬儀は近親者で行った。喪主は妻由美子さん。

 北海道根室市生まれ。言葉遊びが随所にちりばめられて「翻訳不可能」とも言われたジョイスの小説「フィネガンズ・ウェイク」を8年がかりで訳して話題を集めたほか、キャロル「不思議の国のアリス」、ロアルド・ダール「チョコレート工場の秘密」などを手がけた。近年はジョイスの大作「ユリシーズ」の全訳完成を目指していた。

 将棋ファンとしても知られ、羽生善治さんとの共著もある。朝日新聞で2000年4月から約4年間、「柳瀬尚紀の猫舌三昧(ざんまい)」と題してエッセーを連載した。

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